子供の頃のサイン帳を読み直してみて思ったこといろいろ

子供の頃のサイン帳を読み直してみて思ったこといろいろ

押し入れの奥に、長い間開けていない段ボール箱がありました。ずっと気になっていたので開けてみると、10代の頃に読んでいた本が入っていて、その間に子供の頃のサイン帳がありました。サイン帳は、小学校や中学校を卒業する際に、クラスの友達に書いてもらうノートのようなものです。

このサイン帳、どこにいったのか気になっていたのです。そして、もう忘れかけていた所にひょっこり出てきました。小学校卒業の時のもので、可愛いキャラクターの絵の表紙が付いています。パラパラと読み直してみて、いろいろなことを思いました。まず、読むのがすごく恥ずかしかったです。なんというか、サイン帳の中にはその頃のままのクラスメイト達がいて、当然その頃の私も存在しています。

もうすっかり忘れていた子供の頃独特の不安な気持ちも、モヤ~っとよみがえってきました。改めて読んでみると、クラスメイトの中に親しさの距離も感じます。はじめの方ほど、私がサイン帳を頼みやすい人だったことになります。その人達のページは、だいだい想像の範囲の楽しそうな文章が書いてあります。

中間辺りから、やや距離のあった人達のページになっていきます。そして、後半に出てくる人はかなり距離があった人になります。しかし今回気付いたのは、私があまり親しくないと思っていた人達に、私に対する温かい言葉の多かったことです。10代の頃には、読んでもそのことに気付けませんでした。

例えば、スポーツ万能だったNさん。私は、正直言って彼女はあまり好きになれませんでした。自分が運動が苦手だったことが、単純な原因です。彼女のページには、「中学校に行ったら文通しませんか?」と書いてありました。そんなことが書いてあろうとは…。

情けないですが、この文章に気付いていなかった可能性大です。もう一人、やはりバスケットボールの得意だったKさん。この人も、中学で同じクラスになりたい…と書いてくれていました。このサイン帳を見ていて、人間関係というのはその時には分からないことがたくさんあるな~と痛感しました。

親友と呼べる人といつもくっついて過ごしていた私ですが、そのことで心に垣根を作ってしまっていたような気もしました。自分が一緒にいて楽しい人だけを見ていたら、見えなくなってしまうことがたくさんありそうです。もうサイン帳のクラスメイトには恐らく会えないと思いますが、今更ながら温かく見守ってくれていた人達にありがとうと言いたいです。

岡村

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